大学院Graduate School

望月咲貴(芸術文化専攻 日本画)|lacrima
埼玉県出身
末永敏明ゼミ
1600×4200×30mm 和紙、岩絵具、水干絵具、箔、パール粉

私たち人間は日々を忙しく過ごしていくなかで、悩みや不安、時には悲観的な気分を感じることがあると思います。そのようなときは日常から離れ、夢や妄想などの現実とは違う安らかな時間に浸ることは、人が健康的な精神を保つ上で必要だと考えています。白という水でも大気でもない空間に現実よりも大きく描かれたベタを優雅に漂わせることで、日常から遊離した心地よい感覚に浸れる場所へ誘われる様子を描きました。