美術科 総合美術コースDepartment of Fine Arts General Art

[優秀賞]
磯﨑真菜|Capo
青森県出身 
松村泰三ゼミ
新聞紙 アクリル絵の具

私はお面が好きです。心を惹かれる要素は様々ですが、つけてみたいというわくわく感と、つけた時の「おっ…」というなんとも言えない感覚が特に好きです。その感覚を、この卒制を通して感じてもらえたらなと思って製作しました。つけるところが顔(面)だけではないので、お面とは別に「Capo」と名付けました。  


松村 泰三 准教授 評
壁に展示されているカラフルな不定形の物体、この中から気に入った一つを選び、体のどこかに身につけてみます。どこにフィットするのかはやってみなければわかりません。あれこれやってみてピッタリとはまる場所を見つけるとちょっと嬉しくなります。オブジェを身につけるとおしゃれをしたような、変身した様な不思議な気持ちになります。
磯崎さんは1年生の時から小学校や美術館のアートワークショップに積極的に参加して、子どもたちにアートの面白さや楽しさを伝えてきました。そこでアートを活かした場づくりを学びました。この作品も単に見るだけではく、鑑賞者が自ら考え、体験する。そしてそれを撮影し、みんなと共有する“アートな場づくり”を実践しています。