市村李香子|静寂の終わり
山形県出身
安達大悟ゼミ
H1700×W3200×D5600mm ポリエステル、ナイロン、化学染料
透けるテキスタイルが周囲の風景に影響され見え方が変化する様は、様々な事象によって生じる心情に似ている。絞り染を施した透けるテキスタイルは、圧縮される様から抑圧された感情のようだ。私たちは多くのしがらみと対峙し、苦悩しているが、それを乗り越えることで成?を感じ、生きる歓びを得られるのだと考える。本作では、美しくも環境破壊につながる真珠母雲をモチーフに相反する感情のせめぎ合いを表現した。